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「借りぐらしのアリエッティ」

「借りぐらしのアリエッティ」

映画館で見てから数日。
じわじわ心の中でひろがっています。
「借りぐらしのアリエッティ」
(「床下の小人たち」は昔からJが「面白いよ」と何度も言っていたのですが、
未読でした。えへ f(^^;))



↓ネタバレがありますので、ご注意。





CMの映像くらいの予備知識だけで観に行ったので、
このアニメでは舞台が日本という設定だったのか!と冒頭からびっくりしました。

この作品の良し悪しについては意見がいろいろあるようですが、
私は本当に好きだな...と思いました。

以下、本当に自分のための書きちらしです。
(全然まとまってなくてすみません)


「ハルさんがあれほどまでに小人に執着する」のは
昔、小人を見たことを信じてもらえなかったから。
そう思うとあの異様に映る行動も少しは納得できます。
そういったエピソードを少しでも入れていたら違和感がなかったのに...と思います。

「借りてるのに返してない」という意見もありますが、「借り」という言葉は
人間が自然からとったものを使っている(そして返していない)のと
同じ感覚で使っていると思うので問題なし。
小人にとって、人間はそういう存在。

「人間に見られたら引越さなくてはならない」のは長い小人たちの経験の中で
出来上がった掟だからでしょう。
人間とはどうしても平和的共存はできない。
なので、仲良く一緒に暮らしましたとさ、的なハッピーエンドはなし。

14歳と12歳。振り返るといろんなことを考えていた時期。
悩んだり、自分勝手だったり。精一杯。

アリエッティはずっと友達もいなくて一人だった。
『滅び行く種族』と言われて激しく反論していたけど、
絶えず頭の片隅にはその事があったはず。
翔は自分の命が長くないと思っていたから、目に映る世界の色は薄かった。

そういう二人の間に生まれたのは恋愛感情...ではなくて...
もっと「惹かれ合う」気持ち。
たった数日間。
そういう存在と触れ合い、そして別れる。(←ここ!)

ずっと忘れない。
芽生えたのは希望。

...中途半端な終わり方とは決して思いません。
これから先のことを想像するのがなんて楽しい事か。

自分には、そういう出会い...あったかな。



お父さんは暮らしのプロでかっこいいし、
これから始まるスピラーとの関係も気になります。

スピラーと言えば、指で妙な数の数え方をしていて、
私はてっきり「小人オリジナルの数え方」だと思って見ていたのですが。
映画が終わって、アイスクリームを食べながら、ふたばが
「小人、ほかにも13人はいるんだね」といきなり。
「えっ!あれ分かったの?」
「二進法で数えてたよ。こう、こう、こう...で確か13人」
.......わが子ながら変なところで感心させるね、あんた。

********************************

映像を見ている間、あまり音楽のことは気にしない方なのですが。
この映画に流れる音楽は、ずっと耳がつかまえていました。
とても素敵です。

サントラとどちらを買おうか悩んだのですが、レビューが良かったので
イメージソング集の方を買いました。
大正解。
ケルト風の音楽が心地よく、くり返し聴いています。

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